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上咽頭炎が慢性化して半年間苦しんだので治療法をまとめたぞ(EAT,Bスポット,イナバウアーうがい,鼻うがい)

この記事では,上咽頭炎で苦しむあなたに少しでも役に立つよう,上咽頭炎が慢性化し

  • 発熱
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 喉の痛み

が常態化してしまったぼくが,慢性上咽頭炎を治すべくあれこれやってみた情報をまとめています

この記事を読んであなたの上咽頭炎が少しでも良くなれば幸いです

目次から,サッと目的の見出しに移動できます

目次

10月から毎週発熱するようになった

おかしな状況になり始めたのが2020年の10月

鼻と喉のあいだくらいに乾くような痛み→発熱

というパターンで毎週熱が出るようになりました

かかりつけ医の内科で診てもらうのですが

「喉赤いね~」

と言われ,抗生物質とトラキネサム酸(=抗炎症),カルボシステイン(痰の切れをよくする)が3日分ほど処方→服用すると熱が下がる→しばらくすると発熱

というのを毎週繰り返していました

一旦熱が下がるものの…鼻と喉のあいだくらい,のどちんこの少し上くらいが乾燥して痛む感じが完治しませんでした

耳鼻科で診てもらった

で,年が明けて2021年1月下旬。

毎週熱を出すぼくは彼女に愛想を尽かされ12月の末に振られました

風邪って人間関係まで壊すんですね…壊すのは白血球だけにしとけよ…

このままじゃ日常生活すら危ういと思い,文字通り鼻や喉の専門である耳鼻咽喉科を受診

症状を聞いた先生が「ちょっと鼻の状態診てみますね」と鼻からファイバースコープ(胃カメラのように鼻の中を映す医療器具)で診察してくれました

モニターに映し出されるぼくの鼻の中

痛みがある辺りはTHE・炎症といった感じの状態で,赤く腫れ上がっていました

「病名で言うなら上咽頭炎ですね。以前から痛みがあるのなら慢性化しているかもしれません」

そう,ぼくの不調は風邪ではなく,慢性上咽頭炎だったのです

慢性上咽頭炎はQOLが下がる

慢性上咽頭炎でググるとたくさんのページがヒットするのですが,いずれも

  • 発熱
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 倦怠感
  • 喉の痛み

などが挙げられており,この状態が完治せず続くため,QOL(生活の質)が著しく下がると書かれています

毎日謎の不調に悩まされるので,会社へ行くのも精一杯,休日はなるべく寝て過ごしたいと引きこもりがちになります

頭痛,肩こり,倦怠感が毎日ですよ?気が狂うわ

で,なんとか治す方法はないかと調べまくったわけです

EAT・Bスポット療法はちょっと疑問

で,最初に期待を持ったのがEAT,またはBスポット療法と呼ばれるもの

これは上咽頭炎の患部に塩化亜鉛を擦り込むというもので,堀田先生という医師の方が提唱されています

もともと耳鼻科では一般的な療法だったようですが,かなり痛むうえ出血もみられるため,クレームにつながったり診療所の評判が下がることもあり,現在EAT・Bスポット療法を行ってくれる耳鼻咽喉科は少ないようです

また,効果には個人差があり,さらに週1~2回の通院が必要なため,サラリーマンが受けるには難しい治療方法でもあります

荒れてる患部をゴシゴシするのもどうなのか?という疑問もあり,これは見送りました

「亜鉛が風邪に効くぞ!」というエビデンスは確かにあるため(R),効果が期待できるのですが…

鼻うがいとイナバウアーうがいだ!

Bスポット療法という希望を失い,ネットの海をさまよっていたらこんな個人ブログを発見

ムーチョ流・鼻の治療方法 2016年版(Bスポット治療はもうやめました)

要約すると

Bスポット治療をセルフでやっていたけれど,めっちゃ痛いし荒らしてる感ハンパないからうがいだけで治してるよ!

といったもの。ここで出てくるうがいの方法が

  • 鼻うがい
  • イナバウアーうがい

という,普通のうがいじゃない方法でした

鼻うがいはハナクリーンという器具を使い,イナバウアーうがいは普通のうがいより上体を反らしてから吐き出すことで鼻から排水する

という,上咽頭水攻めの陣で治している模様

  • 真水でやると浸透圧の関係でツーンとしてしまうので,生理食塩水や水道水に水を混ぜること
  • 水は体温より少し低いくらいにして使うこと
  • アズレン(抗炎症うがい薬)を薄めて使うこと

がポイントのようです

スッキリするぞ

ためしにイナバウアーうがいをしてみたのですが,これかなりスッキリしますね

30℃くらいのぬるま湯に塩とアズレンを入れてやってみたのですが,塩水による浸透圧で上咽頭の水分が抜けて,アズレンの抗炎症成分で炎症が治まるので体感としてはいい感じです

鼻から排水するのがかなりコツが必要ですが…笑

鼻うがいはハナクリーンをAmazonで購入したばかりで手元に無いため,受け取り次第やってレビューします

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塩化亜鉛溶液は濃度に注意

ひょんなことから塩化亜鉛溶液が手に入りました

0.5%~1.0%をBスポット治療に使うのが一般的なので,0.5%(くらいの)溶液でハナクリーンで鼻うがいをしてみたらえらことになりました

鼻がツーンとする感覚のあと,鼻水が止まらなくなり,花粉症でひどい鼻詰まりになったような状態に

一晩鼻詰まりが治らず,治ったと思ったら今度はドライノーズに…嗅覚もガッツリ鈍くなりました

日に日に良くなってきてはいるのですが(土曜夜に鼻うがい→水曜まだ違和感),0.5%で鼻うがいは濃すぎてしにます

その後口うがいで試してみましたが,スポイト1滴で十分です。それでも舌の感覚ヘンになるからね。ゆすぎ必須

というわけで,塩化亜鉛溶液でうがいをする場合は鼻うがいはやめといたほうがいいです。嗅覚おかしくなる

口うがいでも,100mlの水に塩化亜鉛溶液を1滴入れれば十分です

鉗子と脱脂綿使ってのどにグリグリするのが1番だと思うのですが,素人がやるには危険すぎるからなぁ

上咽頭炎まとめ

結局,大事なのは「いかに上咽頭に起きている炎症を抑えられるか?」なんですよね

ぼくの場合は自炊をするようになって食生活が偏ったために免疫が下がったり炎症が起きていると考えられるので,鼻うがい・イナバウアーうがいで対症療法を行い,根本的な治療として食生活を改善していく必要があります

ウコンに含まれるクルクミンは炎症を抑えてくれるので(R),クルクミンのサプリを飲んでいますが劇的な効果はありません

体は食べたもので作られるので,食生活が大事だなと今更ながら思っている次第です

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