この記事では,999.9(フォーナインズ)をご紹介します
999.9(フォーナインズ)ってなんだか高いメガネのイメージがあって,よくわからないブランドですよね
その悩みを解決するのが2時間の取材を経て完成したこの記事です!
この記事を読めば,999.9(フォーナインズ)のすべてがわかるので,メガネ選びの参考になりますよ!
999.9(フォーナインズ)のこだわり!フレーム編。名作で定番な逆Rヒンジで故障を防ぐ
(水谷店長はとてもハキハキと話されます)
2種類挙げますと,フォーナインズには特徴的な逆R(ぎゃくあーる)というフレームの形と,そうでない形があります
水谷店長がディス・イズ・フォーナインズと表現された逆R
この逆Rがクッションの役割をしています
なぜ”逆”なのかというと…
逆でないRというのは,フレームのレンズ横から耳にかけての微妙に曲がった直線部分がRのこと(この写真でいうと左側にRしています)
その逆側に巻き込んでいる(右側にRしている)から
逆R
なんです!
それを読まれて来られたお客様も『この逆Rが凄いんですよね?』と逆Rが999.9(フォーナインズ)の全てだと勘違いされる方もおられるのですが…
実はバランスが大事なんです
フォーナインズのメガネのフレームの”見える部分”は基本的にチタンが使われています
見えない部分(ネジなど)にチタンを使わず,合金(複数の金属を混ぜたもの)を使っているのは,可動部が
チタン×チタン
だと素材同士が摩耗してしまい,本体寿命が短くなるためあえて消耗パーツを摩耗しやすい合金にしているのだとか!
使用素材をここまで考えているのも,すべては
「お客様に長く使ってもらいたいから」
だそうです
良いものを直しながら長く使う,というメイド・イン・ジャパンの発想が息づいていますね!
これによって他のメガネ屋さんがよくされる「曲げ込み」をせずに済むんですね
するとスムーズな掛け味を味わっていただけるんです
テンプルの曲面構造。微妙に曲がっているのがわかりますか?
こうやさんのメガネは強めの曲げ込みですが,基本的にソフトな曲げ込みで十分です
テンプルの曲げ込みの大きさを水谷店長に指で表現してもらってます
999.9(フォーナインズ)のメガネはこの曲げ込みがほとんどなく,直線であることがわかりますね
自転車を整備するときに下を向くと落ちてくるのが気になる
と言ったから強めの曲げ込みなんですね!
名作で定番な逆Rがないのに999.9(フォーナインズ)の掛け心地!?レディースにもおすすめな2018年新作のフレームとは
こちらは逆Rより後発の(新しい)フレームの解説!
実際目の前で曲げて下さりましたが本当に柔らかく曲がっていますね!
わかりますか!?両端が太く,真ん中が薄いんです
曲がる順番が作動している
んです。物理的にですね
それを少し外に跳ねている。わかりますか…?
緑色の線が一般的なメガネのテンプル位置です
比較すると一目瞭然ですね
ココのコレを稼ぎたかったんですね,この構造を!
この構造を稼ぐことによって,外側から当てられるのがわかりますか?
テンプル(つる)にかかったタテ方向の力が,ツメがあることでヨコ方向に変わる!
ちょっとイメージ力が必要ですが伝わりましたでしょうか?
999.9(フォーナインズ)でないメガネの通常のテンプル(つる)位置の場合は力がタテ方向にかかり,それを受け止めるレンズ端に力が集中してしまいます
999.9(フォーナインズ)はそこまで考えてメガネを作っているということが伝われば,と
名作で定番な999.9(フォーナインズ)の逆R。なんで逆Rじゃないの?
「じゃあ逆Rつければよかったじゃん」
という話になるんですが
『フォーナインズは独特なフレーム形状だから,もう少しシンプルに仕上げて欲しい』
という声が多かったんです
そういった声に応えた形がこのフレームなんですね
逆R無しでも力の分散は出来ていますよ
ということが謳いたくて
本当にシンプルですが,逆Rと同じ効果を狙っています
999.9(フォーナインズ)は人にも,メガネにもおすすめできて人気が出る優しいフレームを目指して
また,絶対にお伝えして欲しいキーワードとして『かけ心地がよい』と言われている999.9(フォーナインズ)のメガネですが
かけ心地がよい=メガネが無理していない
ということなんです
かけ心地がよい=お顔に優しい。柔軟性がありますから
お顔に優しい=メガネにも優しい
メガネに優しい=壊れにくい
その結果『10年使えるメガネ』になったんです
999.9(フォーナインズ)のメガネへの飽くなき探究心が,人にも優しくメガネにも優しいという答えを導き出したんですね!
999.9(フォーナインズ)というブランド名の由来
フォーナイン
ではなく
フォーナインズ
と,複数形のズを絶対につけてほしいという理由があります
- お客様とスタッフみんなで作り上げていくブランドでありチーム
- みんなで盛り上げていく
- お客様の声で完成に近づく
という思いがあります
といったところでフレーム編でした!次はレンズ編!
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