健康知識

お酒に含まれるアルコールが健康に良いのか悪いのかを科学的根拠をもって説明するぞ

この記事では,お酒に含まれるアルコールがもたらす作用についてまとめていますよ

嗜好品としてお酒は欠かせないもの。ですが,

  • 「アルコールは脳細胞を破壊する!」
  • 「アルコールは寿命を縮める!」

 

などの問題も聞いたことがありますよね

一方で

  • 「お酒は百薬の長だ!」
  • 「適度なお酒で健康になれる!」

 

など,真逆の言葉を聞いたことがあると思います

一体お酒に含まれるアルコールは身体に良いのか悪いのか?

その疑問を解決するのが,アルコールに関して科学的根拠をもってまとめたこの記事です

この記事を読めば,お酒が健康に良いのか悪いのかがわかりますよ!

パレオな男を参考にさせて頂いております

知っておくべき健康知識の記事まとめこのページでは,健康になるために知っておくべき知識の記事をまとめています 健康に関する情報って飛び交っていて,たくさんありすぎてどれが...
目次
  1. お酒に含まれるアルコールを分解する能力は加齢により低下する!
  2. お酒に含まれるアルコールでアレルギーが悪化するかも!蕁麻疹とか
  3. モテに適切なアルコールの度数はワイン2杯,ビール大ジョッキ1杯
  4. お酒のアルコールによる二日酔いや頭痛を防ぐ方法はこちら
  5. お酒・アルコールのカロリーは?太るのか?
  6. お酒に含まれるアルコールと筋肉痛の関係。テストステロンが減るぞ

お酒に含まれるアルコールを分解する能力は加齢により低下する!

年をとるとお酒・アルコールに弱くなる,酔いやすくなるって聞きますよね

これには科学的根拠がありました

アメリカ国立衛生研究所(NIH)が発表した解説(R)によれば,30代前半からお酒に弱くなり始めます

お酒に弱くなる=アルコールを分解する能力が低下する原因を5つ挙げます

1.体組織の変化によりお酒に含まれるアルコールの分解能力が低下する

加齢とともに筋肉量が減り体脂肪は増えます

すると体内水分量が減ってしまうんですが,アルコールの分解にはたくさんの水分が必要なため,お酒に含まれるアルコールが分解できなくなっていきます

2.肝臓が劣化しアルコールの分解に時間がかかる

40歳を過ぎると肝臓が大きくなり,肝臓の処理機能が低下。お酒に含まれるアルコールの代謝に必須なアルコール脱水酵素のレベルが下がり,アルコールが抜けるのに時間がかかるようになるため

だとか。年をとるとお酒に弱くなる,アルコールが抜けなくなるのは気のせいではなかったんですね

3.服用薬の処理でアルコールの分解能力が低下する

年をとるといろんな薬を飲むようになります。胃薬とか

ここで問題なのが,アルコールの分解に使われる酵素が薬の分解に使われる酵素を同じということ

つまり薬を飲む量が増えるほど,アルコールの分解に使える酵素が減るんですね

4.睡眠の質が下がるためアルコールの分解に時間がかかる

多くの場合,年をとると眠りにつくまでの時間が伸び,実質の睡眠時間が短くなります

するとアルコールの分解に使える時間が減り二日酔いが発生!おめでとう!

 

ちなみに,酔うと眠くなるのはアルコールを分解しようとする身体のサインということですね

5.生活習慣が変わりアルコールの感受性が増加

多くの統計によれば,大多数の人は40~50代あたりから30代の頃に比べて飲酒量が減っていきます

これは良いことなんですが,飲酒量が減るとアルコール感受性が増加し30代の頃より酔いやすくなるんです

 

じゃあ「年をとったらアルコールに弱くなるのは宿命なのか!」というと,努力で抗えます

年をとってもお酒のアルコールを分解できるようになるコツ5つ

  1. 筋トレ
  2. 肝臓を強くする(グルタチオンを飲む)
  3. 薬を飲まない
  4. 睡眠の質を上げる
  5. 毎日少しお酒・アルコールを飲む

 

「お酒に強い人」を維持するのも大変ですね。飲めない人で良かった…と言いつつ,健康オタクなぼくは②と⑤以外は実践しております

お酒に含まれるアルコールでアレルギーが悪化するかも!蕁麻疹とか

なんと「アルコールがアレルギーを悪化させるかも」という研究があります(RR

その仕組みが

  1. アルコール(少ない量でも)で腸内バリアが崩壊
  2. 腸内に小さな穴が開きリーキーガット
  3. 平行してバクテリアの栄養分であるお酒・アルコールにより腸内毒素が増加
  4. リーキーガットにより血液中にエンドトキシン(毒素)が流出
  5. 腸内から溢れたエンドトキシンによる炎症で免疫系にダメージ
  6. アレルギーの悪化

 

といった感じ

アレルギーは腸内環境次第ですので,お酒・アルコールで腸内環境が悪くなってしまうんですね

アレルギーもちの人はお酒を断ったほうが良さそうです

アルコールで腸内細菌が死ぬ

2008年の研究では,なんとお酒に含まれるアルコールは腸内細菌自体に悪影響がある模様(R

お酒・アルコールには毒性の強いバクテリアを増やす働きがあるため,お酒・アルコールを飲むと毒素が体内に溜まっていきます

その上,バクテリアと腸内細”胞”(腸内細菌ではない)によりアルコールが分解された結果アセトアルデヒドの増加(=二日酔いの原因)を引き起こします

アセトアルデヒドは腸内の細胞に隙間を作るため,リーキーガットの悪化に繋がります

さらに,お酒・アルコールが作り出す一酸化窒素もリーキーガットを引き起こし,毒素が腸内細胞にダメージを与え腸のバリア機能が狂ってしまい,体内に入り込んだ毒素が肝臓へ行き他の様々な臓器に炎症を起こす

こっわ

簡潔にまとめると

  1. お酒に含まれるアルコールで腸内に悪玉菌が増える
  2. 腸に小さな穴がたくさん空く
  3. その穴から毒素が体内へ
  4. 全身で炎症が起こる

 

という感じ。お酒って腸に超悪いんですね(言いたいだけ)

アルコールでアレルギーが悪化する量は2時間で4~5杯

ではお酒に含まれるアルコールでアレルギーが腸内環境を悪くし,アレルギーを引き起こす量はどれくらいなのでしょうか

  • 2004年の実験(R)の結果,男女25人にお酒をバカスカ飲んでもらったところ,4時間後にはリーキーガットが悪化。体内毒素のレベルが相当上がった

 

とのこと。4時間で身体に害が出るんですね~

2時間で男性なら5杯,女性なら4杯のお酒・アルコールを摂取すると腸内環境が悪化するようです。あっという間にリーキーガットですね

 

アレルギーもちはお酒・アルコールは絶ったほうが良さそうです

ぼくもアルコール摂ると蕁麻疹出ますからね

モテに適切なアルコールの度数はワイン2杯,ビール大ジョッキ1杯

お酒に含まれるアルコールの度数は酒類により様々ですが「自分の印象が良くなるアルコールの度数と量がわかった!」というブリストル大学の論文(R)です

男女20名を対象に,全員にお酒(アルコール)を摂取してもらい,酔っ払った被験者を見た人はどういう印象を受けるか?を確認するというわかりやすい実験です

顔写真を以下の3パターンに分けて撮影します

  • シラフの状態
  • 体重1kgにつき0.4gのアルコールを摂取した状態
  • 体重1kgにつき0.8gのアルコールを摂取した状態

 

全部の写真を第三者に見てもらい,それぞれの魅力を採点してもらった結果

  • 少量のお酒・アルコールを摂取しているほうが,シラフの状態よりも美男or美女と思われやすくなる!
  • 一方で,飲み過ぎる(摂取アルコール度数が高い)と魅力度はアップしない

 

とのこと

ちなみに最も魅力的に見られたアルコールの摂取量,体重1kgにつき0.4gのアルコールとは体重が70kgの場合

ワイン:2杯(ワイングラスで)

ビール:大ジョッキ1杯

ウイスキー:ダブルで1杯

日本酒:1合

です。健康に害が出ないアルコール量とほぼ同じだとか

アルコールを摂取すると他人の顔がよく見えるほかに,自分の印象も良くなる。その結果可能性のある異性とうまくいく確率が高くなる

とは研究者の弁

ここで言う「他人の顔が良く見える」というのは,ビアゴーグル効果のことですね。酔っ払うと脳が正常な判断を下せなくなり異性が魅力的に映るという…

合コンにお酒が付き物である理由が理解できますね

カップル成約率を高めたい出会いの場提供業者様にはぜひ会場でお酒を出すことをおすすめします。婚活パーティー会場とか水だけだからね。ケチ

 

酔った人が魅力的に映る「これだ!」という理由はありませんが,現状では

「アルコールで血行が良くなり,顔が少し赤らむために健康体に見えるから」

という説が有力です。子孫繁栄のためには健康な子供を産む必要があるからですね

これを酔わずして演出しているのが女性のメイクのチークです

 

ちなみに美男美女がモテるのは顔の左右対称性が理由で,左右対称性が高いほどその人は過去に伝染病等にかかっておらず健康である証拠になるからです

モテる人っていうのは全て「健康っぽい」というところに起因しているんですね~

 

というわけで,お酒の席でモテたい人は度数が高くないお酒を2杯くらいにしておきましょう

ぼくはお酒を飲まないのでチークでも塗っていきます。理論的にはこれでモテるはずだから!(錯乱)

お酒のアルコールによる二日酔いや頭痛を防ぐ方法はこちら

お酒に含まれるアルコールで二日酔いや頭痛が起きることは百も承知ですが,ではお酒・アルコールで起きる二日酔いや頭痛を防ぐにはどうすればいいのか?を科学的に明らかにしましょう

優先度の高い順です

1位:お酒・アルコールと多価不飽和脂肪酸を同時に摂取すると二日酔い・頭痛に

多価不飽和脂肪酸というのは油脂,青魚,種実類,豆製品等に多く含まれる成分のこと

コーン油がトップでなんと100g中51.58g!揚げ物とお酒の組み合わせはよくあることですが二日酔い・頭痛へ一直線なのでやめましょう

多価不飽和脂肪酸は健康に良いオメガ3と悪名高きオメガ6がありますが,オメガ6とアルコールの組み合わせは最高に肝臓に悪いという研究(R)が2005年に出ております

具体的にはアルコールとオメガ6の同時摂取で脂肪肝およびメタボリックシンドロームが起きるのだとか。怖いですね

2位:飽和脂肪酸を多く摂取してアルコールによる二日酔い・頭痛を防ぐ

家庭科の授業やテストの記憶が残っている人なら,飽和脂肪酸と聞くと「体に良くないやつや…」と思い出すかもしれませんが,お酒・アルコールを摂取する際には必要なんです

2004年の研究(R)によると,飽和脂肪酸がアルコールから肝臓を守ってくれます

飽和脂肪酸は肉類や乳製品に多く含まれています

肉バルとか,イタリアンカフェとかで飲む場合は二日酔いの心配が少し減らせますね

脂肪酸と飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸

頭の中がコンガラガッチュレーション…脂肪酸と飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の関係性を整理します

脂肪酸:飽和脂肪酸,一価不飽和脂肪酸,多価不飽和脂肪酸に分けられる

  1. 飽和脂肪酸:二重結合がない
  2. 一価不飽和脂肪酸:二重結合が1つ
  3. 多価不飽和脂肪酸:二重結合を2つ以上含む

 

健康に良いオメガ3は多価不飽和脂肪酸のひとつです。現代人に不足している油ですね

3位:蒸留酒を飲んでアルコールによる二日酔い・頭痛を防ぐ

蒸留酒はアルコールによる二日酔いや頭痛になりづらいです

二日酔い・頭痛を起こしにくいお酒から順に

  1. 飲んでも大丈夫なお酒:ウォッカ,ジン,テキーラ,ウイスキー,焼酎
  2. 飲んでもいいけど気をつけて:シャンパン,ドライ白ワイン
  3. 1杯だけ!:ワイン(白,赤),デザートワイン
  4. 飲むなら飲むな:ビール,カクテル

 

女性が好みそうなお酒ほど二日酔いや頭痛を起こしやすいジレンマ

二日酔いや頭痛を起こしにくいお酒が思い出せなさそうだったら

「名探偵コナンの黒の組織に出てきそうな名前のお酒」

と覚えておきましょう

4位:お酒・アルコールを飲んだらビタミンCとBも飲んで二日酔い・頭痛を防ぐ

ビタミンCでアルコール毒を防げるという論文(R)もあり,ビタミンB群は肝臓の代謝を補助するので必須(R)です

○コンの力などを飲むお金があったらビタミンCとビタミンBを飲むほうが科学的に根拠があります

お酒・アルコールのカロリーは?太るのか?

お酒・アルコールはカロリーが高いから太る!という話を聞いたことがありますよね

そのへんはどうなのかを見ていきます

お酒やアルコールのカロリーでは太らない

結論から言うとお酒やアルコールでは太りません

  • 1984年,男性12人に1日あたり630kcalのお酒・アルコールを4週間摂取してもらい体重を計測したが変化は無かった(R
  • 1997年,男性14人に1日あたり270mlのお酒・アルコール(ワイン)を6週間摂取してもらい,体脂肪率を計測したが変化は無かった(R
  • 2000年,肥満傾向な女性20人に1日あたり135mlのお酒・アルコール(ワイン)を週に5回,10週間摂取してもらい,体重と体脂肪率を計測したが変化は無かった(R
  • 2006年,肥満傾向な男性34人に1日あたり450mlのお酒・アルコール(ワイン)を4週間摂取してもらい,体重を計測したが変化は無かった(R
  • 2014年,肥満傾向な男女268人にダイエットを6ヶ月間実施してもらったところ,ダイエットの成功とお酒・アルコールの摂取量に相関関係が見られなかった(R

 

といったところが根拠です。4~10週間の期間においてお酒・アルコールのカロリーでは太らないという結論ですね

長期間のお酒・アルコールのカロリーで微妙に太るかも

お酒・アルコールが好きな人って死ぬまで飲み続けるので,4~10週間の実験ではちょっと…と思ったかもしれません

というわけで長期間の実験を

  • 2010年,43093名のお酒・アルコールの飲酒量と肥満の関係を1年間調べた結果,お酒・アルコールをよく摂取する男性は(効果量としては微小だが)BMIとウエストサイズが増加する傾向(R
  • 2011年,120877名のお酒・アルコールの飲酒量と肥満との関係を4年間調べた結果,お酒・アルコールをよく摂取する人ほど体重が増える傾向にあったが,その数値は4年で190gほど(R

 

年スパンになるとお酒・アルコールで太ることが明らかになっていますが,4年で190gってとても微妙なところ。心配しなくても良さそうですね

お酒・アルコールをどれくらい飲むと太るのか。適量は?

上記の研究では対象になっている人がどれくらいお酒・アルコールを飲むのかがわかりませんよね

というわけでどれくらいお酒・アルコールを飲むと太るのかがこちら

ただし,上記の縦断研究に比べこちらの横断研究(特定の時点でのお酒・アルコールと肥満の関係)はエビデンス(科学的根拠)が弱いですのでご了承ください

  • 2005年,3327人の男性(高齢者)を調べた結果,お酒・アルコールを1週間に21杯以下なら飲んでも体重は増えなかった(R
  • 2013年,534人の男性(高齢者)を調べた結果,お酒・アルコールを1日に5杯以上飲むとBMI,体脂肪率が上がる傾向があった(R
  • 2014年,8864人の男女を調べた結果,1日の総摂取カロリーの75%以上をお酒・アルコールから摂取すると肥満になる確率が70%アップしたが,1日の総摂取カロリーの25%以下であれば問題がなかった(R

 

といったところで,1日5杯未満,1日総摂取カロリーの25%以下であればお酒・アルコールで太ることは無さそうです

お酒・アルコール 分解 アレルギー 度数 カロリー

△ぼくの総摂取カロリーを調べてみました

2718×0.25≒680kcal

ビール1本がだいたい150kcalですので,680÷150≒4.5本ですね

結構飲めますね(ぼくはお酒飲めませんが)

 

ちなみに肥満になる条件,総摂取カロリーの75%をお酒・アルコールから摂ろうと思うと

2718×0.75≒2039kcal

2039÷150=20≒13.5本

毎日13.5本も飲んだら肝臓やられるわ

お酒に含まれるアルコールと筋肉痛の関係。テストステロンが減るぞ

お酒に含まれるアルコールで筋肉痛になる!という研究はではありませんが,テストステロンが減ることは間違いなさそう

そもそもテストステロンとは筋肉を鍛えるのに必須なホルモンであり,テストステロンが不足すると

  • 糖尿病,心疾患のリスクが上昇
  • 活力の低下
  • うつ病の罹患率が上昇
  • 慢性疲労
  • 体脂肪率が上がりやすくなる

 

と,健康的な人生を送るために必要なホルモンであることがわかります

しかし現代人のテストステロン量は20年前に比べ25%も減ってしまっていることが最近の研究(R)で明らかに!

原因は明確でないながらも,食生活の影響では?と言われています

その1つにお酒に含まれるアルコールがあります

1晩でグラス2杯以上のお酒・アルコールを飲むとテストステロンが減る模様

お酒に含まれるアルコールでテストステロンが減ってしまうなんて!

  • テストステロンを作るために必要な酵素が,お酒に含まれるアルコールを代謝する際に消費されてしまう(R
  • お酒に含まれるアルコールの刺激により脳からエンドルフィンが放出,その結果テストステロンの合成が阻害される(R

 

という仕組み。筋トレ中の人も,そうでない人も,健康的な人生を歩むためにアルコールは断ったほうがいいかも

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けい
けいと申します! このブログでは,みなさんの役に立つ情報やモノを紹介していきます!

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